お酒を飲むと抑制が効かず食べ過ぎてしまいます。
ダイエットの時にお酒だけはやめたくないと思っている人は、お酒がダイエットの大きな足かせになっているかもしれません。
私はたくさんお酒が飲めるタイプです。
お酒を飲むと食欲に対する抑制が効かなくなります。
飲酒をフックとして、これまで我慢(ダイエット)していた食べ物をここぞとばかりに、たくさん食べる、ということをこれまで何度もやってきました。
お酒自体はエンプティカロリーと呼ばれるためか「一緒に食べるおつまみに注意すればOK」とも言われてきましたが、アルコールで酩酊状態、欲望に抗える力がない状態で、「体に良い物をチョイスできるわけないよ」というのが、お酒に飲まれる私の言い訳です。
禁酒する
お酒も煙草ほど強力ではありませんが、依存性があります。
煙草の依存は心身的なものと習慣的なものとありますが、お酒はどちらかというとココロ側と習慣的なものが大きいのではと思っています。
お酒を飲むことのメリットは、なんといってもあの解放感だと思います。
悩みや不安な事がどうでもいいと心からも思えて(一時的でも)忘れられる(離れられる)解放感や、その解放感から友達や友人、職場の仲間との距離を縮めることができるのも、お酒のメリットです。
実際に私もこれまでの人間関係の構築でお酒は大事なツールだなと思わずにいらない場面が何度もありました。
デメリットは何といっても身体によくないことです。少量のアルコールが体にいいとされていたのは昔の話。
酒は百薬の長ということわざもありますが、これは古代中国の皇帝がビジネスのために発信したものだそうです。バレンタインデーみたい・・・。
最近では「少量でも体に良くない」が定石になりつつあるようです。
ダイエット側から見るとお酒を止めると、ダイエット効果を加速できます。
単純に無駄なカロリー摂取量が減ることも大きいです。
お酒をやめることがストレスになりそうな人やどうしてもやめたくない人は、やめなくてもいいと思います。なんなら、一時的にお酒をやめたって、もとに元に戻せば、体ももとにもどるし、人生において何を優先順位とするかは、人それぞれだと思うから。
禁酒(断酒)に挑戦したい人は、まず10日間です。
個々の状況にもよりますが、個人差はあれど、10日間やめると飲みたいと思わなくなります。(習慣的に飲みだすとまた、習慣的に飲みたくなります)
そしてポイントは、お酒によるデメリットをしっかり認識することにあるかなと思います。
お酒で得られている解放感は一時的なものであること、根本解決は別に必要であることを自覚すること。
禁煙もそうですが、最初の動機付けや本当に心から不要だと腹落ちすると継続しやすくなります。
ストレスの解消方法を別の方法でみつけることも大事そうです。(お散歩など体を動かすもの、映画や読書、その他にも没頭できる趣味をみつけることもストレス解消への手助けになります)
お酒がダイエットの邪魔になる理由
お酒を飲むことで気が大きくなり、たくさん食べてしまうこともそうですが、一方で代謝にも影響があります。
アルコール自体は、ほとんど栄養がありませんが(エンプティカロリー)、アルコールを分解するために大きく肝臓に作業負荷をかけます。
分解作業をアルコールに奪われた他のカロリーたちが次々と脂肪へと変貌を遂げるのは、自分の体で何度なく実感。
ビタミン・ミネラル類も消費するのか、肌もあれまくり。アルコールを分解するときに発生するアセトアルデヒドの影響で、睡眠も浅いまま。
基礎代謝量の多い臓器トップ3に肝臓があります。
※脳と筋肉と肝臓が基礎代謝量に占める割合トップ3です
加齢とエネルギー代謝
厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイトより
禁酒を初めて数日は、軽い渇望感や喪失感を感じますが、10日を過ぎたあたりから、それがなくなるのを感じます。
食欲とは別の何かに突き動かされて体によくないものを大量に食べてしまう罪悪感とも決別できます。
二日酔いの鬱陶しいだるさとも無縁になるので、これだけでもお酒をやめてみる価値はあるように思います。
まとめ
酒をやめるとダイエットが倍、楽になる。